いくら素晴らしいホームページを作ったとしても見てくれる人がいなければまったく役に立ちません。そこで、スタートから最終的なゴールまでの具体的な一連の流れを時系列で整理してみましょう。
クリアすべきハードルは想像以上に多いのですが、逆に言うとこれ等を一つひとつクリアしなければ望んだ成果は得られないのだということをよく理解していただきたいと思います。
単にサイトを作っただけで何もしないのに勝手に見込み客がドンドン訪れてくれる・・・。こういった勘違いをしている店舗オーナーが実は非常に多いです。
ハッキリ言います。そんな都合のよい話はありません。
サイトへの誘導は色々な方法があります。紙媒体からやネット広告、ブログやFacebook、YoutubeなどのSNSから誘導する方法がそれに当たります。もちろん入り口は一つより二つ。二つより三つある方が良いに決まっています。
例えば紙媒体を例にとってみた場合、どうやってサイトに誘導しますか?
「HPはこちら」とサイトのURL(http://www.〇〇〇〇というもの)を付けますか?
QRコード(2次元バーコードともいわれています)を使ってみますか?
本当にこれでお客様をサイトに誘導する事はできますか?
難しいと思います。なぜなら、あなた自身のことで考えてみてください。最近一週間で構いません。チラシや雑誌、ポスターなど色んな紙媒体をご覧になられたと思います。そこで目にしたサイトURLやQRコードにあなたはどれくらいアクセスしましたか?おそらくそんなものがあったことさえ気づかなかった方も多いのではないでしょうか?
QRコードはサイト誘導用には有効なツールですが、もっと大切なことは「その先に見てみたい何かがあるかどうか?」なのです。「単にホームページはこちら」ではそれを見た人がわざわざ見に行こうとは思わないのです。見に行きたくなるチラシをあなたはご自身で用意できますか?
【解決策】
SNS(コニュニティー)の活用方法
サイト誘導用の紙媒体デザインテンプレート
ホームページに来た人にとって一番知りたいことって何だと思いますか?
チラシの限られた紙面では伝えきれないこと。でも保護者にとって知りたいことって何だと思いますか?
今回のサイトで言えば保護者が何より楽しみにしているのは、レッスンやイベント時のお子様の様子です。どんな笑顔でレッスンを受けているのか、イベントではどのような姿が写真に収められているのか。保護者の方にとって自分の知らない子供の表情や仕草を見る事が出来る事が何よりの楽しみであり、ホームページを見る理由となるのです。
【解決策】
画像と動画を多用しイメージしやすい情報提供
フォトギャラリーブースの定期的な情報更新
あなたのサイトに主に訪れる人は男性ですか女性ですか?既婚者ですか独身ですか?大体何歳くらいの方ですか?その方は普段どんな生活スタイルをしていますか?どんなことに興味を持っていますか?またはどんな悩みを抱えているでしょうか?
おそらく教室のサイトに一番問合せしてくるのは2~4歳の小さなお子様をお持ちのママさんなはずです。そしてその方たちは大体20代後半から30代くらいの年齢層なはずです。ということは生活スタイルとしてはネットは非常に身近であり、かつスマホを使いこなす世代だということです。
何か調べたいことがあれば日常的にサクサクとスマホで調べるのが当たり前のママさん、ということです。これで終わりではありません。ママさんにとって不安なこと悩んでいることって何でしょうか?
それは・・・もちろん子育てのことです。初めての育児。経験者ならその悩みよく理解できませんか?家事もあり最近はお仕事をされながらのママさんも多いです。ですが経験がないだけに不安でいっぱいなんです。そういう方が本当に欲しいと思う「育児に関する役立つ情報をプレゼントしますよ」というオファーがあればどんな反応をするでしょうか?
こうしてお客様から連絡いただく導線を用意し、教室への問い合わせに繋げていくのです。
【解決策】
スマホサイト対応(レスポンシブ対応)
ターゲット属性分析・対策方法
サイトの訪問者に対して、「お問い合わせはTEL〇〇〇―〇〇〇〇です。」
これでお問合せがあると思いますか?
おそらく難しいかと思います。こういった無計画に配置されたサイトではお客様の行動に結びつける事が出来ず、あなたの望む成果を得る事が出来ません。お客様に行動を起こしていただく為には、お客様がどのように行動すべきかを誘導する必要があるのです。サイト上でそのような配置となっていなければ、お客様が行動出来るはずがありません。
【解決策】
テキストと活用法マニュアルプレゼント
スマホですぐにアクセス可能な導線配置
ホームページは作っておしまいではありません。
チラシを入れた当日、翌日にサイトへどれくらいのアクセスがあったのか?時間帯は?地域は?どのページが見られているのか?成果があったのか、なかったのか?どの時点でページから離脱されているのか?など検証すべき重要な指標がたくさんあります。
よくサイト制作する業者で「アクセス解析」のレポートを定期的にお出しします、というところがあります。それはそれでないよりはあった方が良いのですが、そのレポートが送られてきたあなたはどうしますか?
アクセスがどれくらいあったかがわかりました。それで?
レポートの見方が分かっても原因や対策はどうしますか?
あまりいい結果ではなかったとしたらあなたはきっとこう思うはずです。
「で、どうしたらいいのよ?」「ホームページ作ったけど何かあんまり効果ないな・・・」「じゃあチラシももったいないからやめとこう。」
何も考えずにホームページを作ってしまうと、このような厳しい現実が待ち受けてしまいます。
【解決策】
チラシ・ポスターとホームページの連動
アクセス解析とフィードバック
「じゃあ、どうすればいいの?」
あなたはきっと、こう思ったことでしょう!?